令和4年分の所得税等の確定申告における留意事項

令和4年分の確定申告の時期になりましたが、今年の確定申告における主な留意事項をご紹介します。

確定申告書Aが廃止

令和4年分の確定申告から確定申告書Aの書式が廃止されます。会社員や年金受給者で医療費控除などの適用を受ける人向けに確定申告書Aという書式がありましたが、一本化されA・Bの区別がなくなり「確定申告書」のみの表示とされます。

令和4年入居の住宅ローン控除

住宅ローン控除については、取得等した住宅の類型や入居年に応じて控除率等が異なることから、住宅の類型及び入居年別により、借入限度額、控除率、控除期間等は、下記の通りとなります。
なお、下記の通り、令和4年中に入居した場合には、改正により控除率が0.7％と引き下げられていますが、「特別特例取得」に該当する場合には、令和4年中に入居した場合でも控除率が1％となります。

（注）「特別特例取得」とは、個人の住宅の取得等をした家屋の対価の額又は費用の額に含まれる消費税額等の税率が10％である場合で、取得に係る契約が新築の場合には令和3年9月30日までなど一定の契約期間内に締結されているものをいいます。