アクツナカノ税理士法人 大阪事務所
月報

 税務調査のAI導入に向けて


 今年は昨年に比べて台風による被害や大雨による被害も少なく、ここ数年では、穏やかな10月の秋だったような気がします。しかし、気象庁の長期予報では、今冬は"大雪"と予想しており、雪が降る地方に暮らす我々には、ちょっと心配なことの一つです。



 ところで、今シーズンのプロ野球は、開幕が遅かったこと、最初のうちは無観客、その後は5,000人程度の入場等、新型コロナウィルス感染防止に努めたせいなのか盛り上がらず、個人的にはあまり関心が湧かずにいました。加えて、他のスポーツ競技も同じような状況であり、ほとんど気分的に盛り上がらないまま終わりそうな雰囲気です。とにかく、ここまでは、世の中の行事がすべて「新型コロナ対策」一色であり、いつまでこのような状況が続くのかわかりませんが、息苦しくなるような世の中ですね。

 先月の月報でも書きましたが、いよいよ10月から税務調査がスタートしています。
 新型コロナウィルス感染防止のため、国税職員及び調査を受ける側のマスクの着用はもちろんのこと、調査を受けているサイドで準備できるのであれば、飛沫防止のためのアクリル板の設置や手指消毒液などの準備をしての調査になっています。とにかく調査も大事だけど、それよりも大事なのは"新型コロナウィルス感染防止"のようです。

 ところで、国税職員の調査の様子を見ていると、大規模の法人であれば、調査着手前に会計データ等を受け取り、情報漏洩を防ぐため、セキュリティーをしっかり施した官所有のパソコンの中でいろいろデータを組み合わせて分析し、準備調査をしているようです。

 そして、調査に着手すれば、パソコンと睨めっこして仕事をしており、そうした中で疑問点があれば、質問するとともに証憑記録を確認して調査を展開しているようです。ただ、黙ってパソコンに向き合っている調査官を見ていると、調査手法が様変わりしていることが分かります。

 平成29年6月、国税庁が公表した『税務行政の将来像〜スマート化を目指して〜』という中で、将来的には、税務調査にAIを導入し調査の効率化を図っていくことが記載されていましたが、それを実現するために、今はさまざまな調査手法を試しているような雰囲気があります。国税職員に聞くと、一部の国税局では、試行的にパソコンから削除されたメールデータをログから復元するような機器を導入し調査を実施しているようです。これからはITを使うことが出来ない調査官は活躍できなくなる時代が来るのかもしれませんが、相手と会話が出来る"人間性"を失わないようにして欲しいと願う次第です。

翻って、当事務所の職員は、ITの知識はそれなりに備えておりますので、御質問がありましたら御遠慮なく問い合わせていただければと思います。


  バックナンバーへ
アクツナカノ会計グループ 〒532-0011 大阪市淀川区西中島4丁目7番12−103号
TEL 06-6304-1477  FAX 06-6304-1414
E−mail osaka@actnakano.com